ファイナンシャルプランナー(FP)として高収入を得る人、稼げる人の特徴を転職エージェントの立場から解説します!

はじめに
お金に関する知識やスキルを活かして高収入を実現し、同時にお客様の生活に貢献するファイナンシャル・プランナー(以下、FP)の仕事に興味を持つ方は少なくありません。FPの仕事は高収入を得るだけでなく、時間的にも自由があり、年齢に関係なく働きやすいという点も大きな魅力です。

今回はFPの収入面にフォーカスしてお話していきます。
結論からいうとFPの仕事は、通常の仕事では達成できない高収入を得ている人がたくさんいます。筆者の周りでも例えば年収1500万円以上というFPは何人もいます。高収入が得られれば将来の不安が減り安心した生活が送れる、旅行に行ける、趣味にお金をかけられる、学びにチャレンジするゆとりができる、社会貢献やチャリティーへの支援できるなど羨ましい点がたくさんありますよね。そんな人生の成功者を目指したいという人は多いです。
そこで今回はFPはどんな人が志すか、どのような人がFPとして成功しやすいか等について解説していきます。

1.FPを志す人はどういう人か
FPの道を選ぶ人にはいくつかの特徴があります。まず、お金や投資に関する知識に興味を持っている人が多いです。収入目的で転職したとしてもやはりお金自体に興味がないと上手に続けられません。FPを志す人は常に新たな情報やスキルを学ぶ姿勢を持っています。また、以下のような理由もFPを目指す理由としてよく挙げられます。
①時間的自由: FPは多くの場合、柔軟なスケジュールで仕事を進めることができます。これは、お客様のニーズに合わせて予約を調整し、個人や家庭の都合との調整がしやすいです。
②毎日の出社義務がない: 新人の頃は例外として、FPは通常毎日の通勤の必要がありません。最近はリモートワークでの業務も増えてきています。
③人と話すのが好き: 成功するFPには、人とのコミュニケーションが得意な人が多いです。お客様に喜んでもらう、お客様に信頼されたら嬉しいと感じている、お客様想いな方が多いです。

2.FPに転身した人は以前はどんな仕事をしていたか
FPに転身する人たちは様々な職業から転職しています。これはFPの仕事が前職の経験やスキルを活かすことができる多様性を持っているからです。例えば、元銀行員、保険代理店のエージェント、会計士、弁護士、経済学者などがFPになっています。また金融関係や士業に限らず、さまざまな経歴を持つ人々がFPへの転職にチャレンジしています。例えば一般的な会社員、主婦、飲食関係者、教育関係者、技術者、芸術家、医療関係者など、さまざまな背景を持つ人がFPに転職しています。つまり前職でお金に纏わる仕事をしていなくても、興味と情熱、そして学ぶ姿勢を持つことが重要で、未経験からでもFPになることは十分に可能です。
FPの職業は、個人のニーズに合わせたプランニングを行うため、多様なバックグラウンドを持つプロがお客様に価値を提供できる場でもあります。結論として、やる気さえあればFPへの道は開かれていると言えるでしょう。

3.FPの具体的な働き方
FPの仕事は多岐にわたり、法人、個人のニーズに合わせたプランニングを行うことが中心です。これには資産運用のアドバイス、税金の最適化、保険の選定、リタイアメントプランの策定などが含まれます。経験豊富なFPはお客様に寄り添い、長期的な関係を築くことが得意です。お客様のライフステージに応じてお客様にとって必要な内容が変化したり、時にはお金の計画の修正が必要になることもあるので彼らはお客様の人生の変化に合わせて計画を調整します。

4.成功するFPの特徴
筆者もこれまでたくさんのFPと話をしてきましたが、成功するFPには以下のような特徴があります。営業やコンサルティングのスタイルは十人十色ですが、「たしかにそのようにお客様に接しているとお客様も喜ばれるだろうな」と感じることが多いです。以下に筆者が感じた成功するFPが持っている要素を列挙していきます。これらのうちいくつかが達成できるようであれば、FPとして高収入を得られる可能性があると言えるでしょう。
1. コンサル力(営業力): FPはお金に関する複雑な情報を分かりやすく説明し、お客様に説明、納得させるスキルがあります。お客様が理解しやすい言葉で話すことはとても重要です。
2. 好感度: 良いFPは親しみやすい態度を備えています。話し方、身なり、仕事に対する熱意、そしてお客様に対する誠実さ、約束をしっかり守ることがお客様から信頼を得ます。
3. 自身の経験: FPは、自身の人生経験や成功体験を元にお客様に貢献することができる職業です。FP個人が自分の家庭で実践しているお金の管理方法や投資戦略、また失敗例はお客様にとって分かり易く説得力があります。「この方自身も投資している商品だったら間違いないわ」とお客様は感じるため、自分自身も良いと思ってやっている資産形成や加入している保険などは最大のプレゼンツールになります。
4.人脈の形成: FPにとって人脈は重要な要素です。人脈と言うと富裕層や経営者、医者と繋がらなければいけないと考える人が多いですがそんなことはないです。趣味の活動や地域の活動などで知り合った方々が重要な人脈になることもあります。また今人脈がなくても、人脈はこれからつくっていくことも十分に可能です。
5.お客様の課題のヒアリング力: 成功したFPは、お客様のニーズや課題を的確にヒアリングし、それに基づいて適切な解決策を提供する能力を持っています。お客様との対話を通じてお客様の要望や目標を深く理解し、しっかり理解することが大事です。「この人は私のことを良く分かってくれている」とお客様に感じてもらえることが信頼獲得の第一歩となります。
6.優良な案件:上述の1~5に加えて「お金の相談案件が定期的に入ってくる仕組み」があることは大きなポイントです。当たり前の話ですが、プレゼン力や課題解決力があっても、それを披露する場所がなければ活躍することができないためです。案件づくりはFP個人で努力して構築している人もいますし、そのような活動が苦手な方は優良な案件を提供してくれるFP会社に就職するという選択肢があります。当社の転職カウンセリングでも優良案件を持っているFP会社をご紹介しているので興味がある方はカウンセリングにお申し込みください。

5.FP転職の失敗例
FPに転職することで高収入が得られる可能性を記載してきましたが、高収入が得られる仕事というものには当然同時にデメリットも存在します。以下に、FPに転職する際に考慮すべきデメリットをいくつか挙げてみます。
1.不安定な収入: FPは一般的に手数料やコミッションに依存して収入を得るため、収入が安定しづらいことがあります。(もちろん会社員のように固定給与のFP会社もあります。)市場の変動やクライアントのニーズに左右されるため、安定的な月収を得ることが難しいこともあります。FPとして駆け出しの頃は固定給与のしっかりしている会社でまず経験を積むというのも1つの選択肢になるでしょう。
2.営業スキルの必要性: FPはクライアントを獲得し、維持するためには上述のとおり営業スキルが必要です。これにはヒアリング能力、積極的な顧客獲得、クライアントとの関係構築、プレゼンテーションなどが含まれます。
3.案件がない(案件づくりが得意ではない):成功するFPの特徴でも記載しましたが、そもそも相談案件がないため活躍ができないというFPも実際にいます。「お客様に貢献する能力」と「案件をつくる能力」について前者は得意だけど後者は苦手という人も中にはいます。そのような時は職場選びを間違えないことが解決策の1つになるでしょう。ファイナンシャルプランナーWANTED!では未経験者でも経験者でも相談案件のある会社へのご紹介を強みにしているので、ぜひ転職カウンセリングもご利用ください。
上記がFP転職の失敗例やデメリットになります。FPにはなりたいが、いきなり高収入を目指したいわけではない、という方はまずはしっかり経験が積めてお給料ももらえるような職場を選ぶべきでしょう。FPは他の職業では難しい高収入が目指せる職業である一方で、そのために必要なスキルの獲得や経験を積むことが重要で、またうまく行かなかった時のデメリットも考慮すべきです。個人のスキル、目標、リスク許容度に合わせて、FPの職業を選択する前によく考え、適切な準備を行うことが重要です。